見通しが良くても注意は必要~田園型交通事故~
皆様こんにちは。
寒暖差が激しく体調管理が難しいですね。インフルエンザやおたふく風邪なども流行っているのでこれから暖かくなっていきますが、気を緩めず体調管理には十分気を付けましょう。
気を緩める。これは人間なら誰しも陥ってしまう現象です。その勝手な脳の判断で錯覚を起こしてしまい、交通事故を起こしてしまうということもたくさんあります。
その錯覚をしてしまうことで起こる交通事故のなかには「田園型交通事故」という事故があります。
この田園型交通事故は、その名の通り、田畑などがある地域での交通事故です。こういった場所の道路はとても見通しがよく、交通事故など起きないような場所と思ってしまいますが、そういった状況だからこそ錯覚を起こしてしまい交通事故になってしまうという可能性があるのです。
田畑の道路というのは見通しが良いのでスピードを出してしまいがちなので、交通事故になってしまった場合はとても重大な事故になってしまう可能性が高いのです。不思議なことにこの田園型の交通事故ではブレーキ痕があまりないというのも特徴の一つです。
人の目は視覚を中心で捉えており、周辺に見えている動いているものには敏感ですが、止まっているものには気が付きにくいということがあります。それにより見通しが良い十字路では走ってくる車が見えづらくなってしまいます。
例えば、畑の中にある信号機のない十字路。これは田園型交通事故が一番起きやすい状況なのですが、畑が一面に広がっているため、道がどこにあるかわかりづらいということも問題点としてあります。
そして、先ほどお話しした目の錯覚。直進して走っていると横から来る車も同じスピードだった場合、自分の視野からの相手の車の位置が変わらないため、走ってくる車自体に気付かないという錯覚をしてしまい、そのままブレーキも掛けられぬまま衝突してしまうのです。
特に、田畑の多い地域に住んでいる方は地元の道に慣れているため気が緩んでしまい、自分が錯覚していることに気付きにくい傾向にあります。
慣れというものは怖いもので、やはり常に危機意識を持ち続けるということが大事です。見通しが良くてもしっかりと顔を向け、目視で左右確認が大事です。自分は慣れていても、他の車は慣れていないかもしれないということを忘れずに、安全運転を心掛けましょう。