高齢者ドライバーの危険性について
皆様、こんにちは。
少子高齢化が進み、それに伴い、高齢者のドライバーも増えてきています。
ニュースを見ると、高齢者の事故も多く、もちろん安全運転を励行されている高齢者の方もおりますが、最近では高齢者の運転が問題視されています。
高齢者の方はなぜ事故を起こしやすいのか。
それは3つあります。
1つめは、視野の低下。
一般的な視野でしたら、どの年齢の方にも言えることなのですが、これは周辺視野の低下のことで、いかに周りを見渡せているかということです。高齢の方はやはり、周辺視野は身体的な衰えと共に低下していきます。情報では、若い時の周辺視野の値が100%だとしたら、65歳を過ぎたあたりから、約70%程度にまで低下してしまう方もいるようです。
そして2つめは、判断力の低下。
運転ではたくさんの情報を処理しなければなりません。目の前に人が飛び出してきて、そこでまず人がいるという確認の判断が遅れ、その後、ブレーキを踏む際も判断が遅れる。そうなってしまうと、どうなるかわかりますよね。事故が起こりやすくなってしまいます。このようないくつかの情報を、同時に判断しなければいけない状況は運転していたら日常茶飯事のようにあると思います。
この判断力の低下により周辺視野も狭まってしまうとも思います。
最後、3つめは、運転に対する過信です。
まず、あなたは事故を回避できる自信はありますか?と、この質問に、30~40代の方たちは自信がないと答えた方が多く、自信があると答えた方が約10%となっている。
ですが、なんと高齢者の方は約50%もの方が自信があると回答したのです。
これは、高齢者が自分の運転を過信してしまっている人が多いことがわかりますね。
おそらく今までに事故を起こしたことがなかったり、他の場所で起こっている事故を、まさか自分が起こすはずがないと思っていたりするのでしょう。
視野と判断力の低下は、身体的なことですから、ある程度はしょうがないと思います。
ですが、この高齢者の運転に対する過信というのは自分次第で変えられるのではないかと思います。
人生経験が長く、高齢者の方から学ぶことは、たくさんあると思いますが、運転に対しては自信を持ちすぎず、いつまでも初心のままで運転してもらいたいです。
若い方たちも、これから高齢者が増えるというのは目に見えてわかっていますので、運転中は、高齢者のドライバーが多いということに、より一層配慮し、安全運転を心がけましょう!