交通事故全般
秋は夕方の交通事故死が多い?〜視力低下と反射材
9月も後半戦にさしかかり、ようやく気温も下がってきたことは喜ばしいことなのですが、夜や朝方は涼しさを通り越して、寒いくらいですね。季節の変わり目は体調を崩しやすいので皆さまもどうか健康に留意されて下さい。
さて、この時期は、特に高齢者の交通事故死が多発する時期です。(9月~11月に事故が急増)時間帯としては夕方が多いようです。何故、秋の夕方に交通事故死が多いのでしょうか…大きな要因として考えられるのは、「人の数(往来)が増える時間帯と日没が重なる」からです。
それだけではありません。実は、「視力の低下」も関係しています。真っ昼間と比較して夕方は明るさが低下します。では、明るさが低下するとどうなるの?となりますが、明るさが低下すると、人の目というのは、より多くの光を取り入れようと瞳孔が開きます。瞳孔が開いてより多く光をとり込むため、映像がぼやけることがあるそうです。(さらに夜間性近視といって焦点が手前によることもある)
ドライバーは、対向車がいない場合はハイビームにする等、特に歩行者に注意が必要です。歩行者やサイクリストには、反射材等が非常に有効ですので、小さな反射材でも構いませんので、活用しましょう。