交通事故死亡ゼロ記録2911日の村、ついに記録が途絶える
東京もだいぶ暑くなってまいりました。夏休みが待ち遠しいという方もたくさんいらっしゃることでしょう。夏といえば行楽の季節ですね。行楽の季節というのは、車も長距離運転も増えますので、事故も増加します。家族の大黒柱でもあるお父さんは、ご家族のためにもくれぐれも慎重に運転されるようにして下さい。
さて、本日は「交通事故死亡ゼロ記録」について、ご紹介します。
秋田県に上小阿仁村(かみこあにむら)という村があります。その村では、なんと2006年6月を最後に2014年6月10日まで交通死亡事故が発生しておらず、交通事故死亡ゼロ記録は2,911日となっておりました。しかし、同月11日午前9時10分ごろ、秋田県上小阿仁村内の国道285号を走行していた軽乗用車と乗用車が正面衝突する事故が起きてしまいました。この事故で軽乗用車の運転者が死亡。乗用車側の2人も重傷を負っている。先にもご説明したように同村での死亡事故は2006年6月以来だった。
秋田県警・北秋田署によると、現場は上小阿仁村沖田面付近で片側1車線の緩やかなカーブだったそうです。軽乗用車と乗用車は道路中央で正面衝突していました。この事故で双方のクルマは大破。軽乗用車を運転していた秋田市内に在住する78歳の男性は全身を強打。近くの病院へ収容されたが、約2時間後に死亡しました。乗用車を運転していた同村内に在住する77歳の男性と、助手席に同乗していた80歳の男性が骨折などの重傷を負っているそうです。
事故当時は雨で路面が濡れていて滑りやすい状況だったことに加え、軽乗用車が対向車線側へ逸脱した可能性が高いとみて、事故発生の経緯を詳しく調べています。
事故は一瞬で起こり、その一瞬で尊い命を失ってしまうこともあります。決して他人事だと思わず、皆さんもどうか安全運転を心がけて下さい。