3点確認と「かもしれない運転」の推奨
桜も散り植物が芽吹いて、花や緑に癒される今日この頃、新年度も始まり少し経ちましたがいかがお過ごしでしょうか?
今回は「3点確認」と「かもしれない運転」の大切さを再認識してもらうのと同時に、運転するにあたっての意識を、改めて確認していただきたく記事を書かせていただきます。
まず、3点確認とはなにか、「ルームミラー確認」「サイドミラー確認」「目視で確認」の3点のことで車線変更や右折、左折時に行う事故未然防止の確認行動です。
運転が慣れてくればくるほど、この3点のどれかはおろそかになってしまいます。
ついいつも通っている道で慣れているからといって、サイドミラーやルームミラーの確認だけで車線変更、右折、左折していませんか?
高速道路で少し前にサイドミラーで隣の車線を見たからと言って、なにも確認せずハンドルを切り、車線変更していませんか?
自分が思ってる以上に死角(見えない場所)はたくさんあるのです。慣れも加わるとさらに見えていないところが増加します。目だけではなく心の死角も現れてくるのです。
私自身も先日、事故にはならなかったのですが、高速道路にてサイドミラーのみで車線変更を行ってしまい、死角にバイクがいるのがわからず、ヒヤッとしたのを覚えています。
運が良かっただけで、そのような危険は運転手にいつ降りかかってくるのか予測などできません。改めて3点確認の大切さを気づかされました。
次に、かもしれない運転のことですが、その反対のだろう運転、「いないだろう」「来ないだろう」「いけるだろう」は本当に危ないですね。
これも最近その状況に出会ったのですが、中学生2人組が自転車で横断歩道を渡ろうとしているときに少し距離が離れていたんですが速度を出した車が進入してきていました。きっとあの状況はお互いが「~だろう」だったのでしょう。中学生は「いけるだろう」「車は止まるだろう」と。一方、車の方は「渡ってこないだろう」と。そして…ギリギリ車が急ブレーキで止まり、事故にはなりませんでしたが、もう少しどこかの判断が違えば大事故になるところでした。
こういった場合は、歩行者とドライバー、それぞれお互いが気を付けられるものですが、双方が「かもしれない」だったのなら、危ない思いもせず事故になる危険性もなかっただろうと思います。
運転手の方は「いるかもしれない」「飛び出してくるかもしれない」を念頭に置き運転するようにしましょう。
このように、慣れというのはとても恐ろしいことです。
「3点確認」「かもしれない運転」は慣れによってどうしてもおろそかになりがちです。
この記事を見た方は、これをいい機会にもう一度気を引き締め、事故を未然に防ぐ、相手を思いやるドライブをしていただきたいと思います。
『そんな運転をしていたら事故を起こす「だろう」』より『事故を起こす「かもしれない」』方がまだいいですよね。
事故を起こす確率は自分で減らせます。自らの行動で未然に自分に降りかかってくる危険を減らしていきましょう。