弁護士保険で交通事故以外の弁護士費用をまかなえることをご存知ですか?
今日の記事は、「弁護士保険」について書いてみたいと思います。日々、弁護士の先生方や、保険会社、法律等と接している私たちは、弁護士保険を知っていて当たり前なのですが、この「弁護士保険」の認知度が思ったより低く、少々残念に思っております。今回は、弁護士保険とは、一体どんなものなのかザックリとご紹介いたしますので、これを参考に是非、ご加入を検討していただければと思います。
弁護士保険とは
簡単にいうと、弁護士保険とは、法的トラブルなどに遭われたときにかかる弁護士費用を保険金でまかなえるサービスのことです。例えば、交通事故の任意保険は、あなたが交通事故を起こしてしまった場合、あなたに代わって、被害者へその賠償をしてくれるものです。私たちは、その、「万が一」に備え、毎月数千~数万円の掛け金を支払います。
交通事故の任意保険の中には、「弁護士費用特約(弁護士特約)」が付いていて、弁護士費用まで補償してくれるものもあります。しかし、その場合の弁護士費用とは、当たり前ですが、あくまでも交通事故についてですよね。本日ご紹介する「弁護士保険」は、交通事故のことだけではありません。
弁護士保険の必要性
ドイツといえば皆さんは、何をイメージするでしょう?私は個人的に「合理的な国民性」をイメージします。弁護士保険は、ドイツ等の諸外国では非常にポピュラーな保険です。正直、日本国内においてはまだまだ認知度は低いものの、これからは認知度も高まり、急激にその需要が増していくことは明らかです。
交通事故だけではなく、労働トラブル、子どものトラブル、相続のトラブル等、生活していると、さまざまなトラブルに巻き込まれる可能性があり、その「万が一」は、交通事故と同じで、いつ起こるのかは分かりません。そんなときのために「リスクヘッジ」「安心を買う」という意味では、非常に心強い保険ではないでしょうか。
弁護士保険の適用範囲と特徴について
弁護士保険の適用範囲は、交通事故、労働トラブル、相続トラブル、子どものトラブル、美容・医療のトラブル、離婚のトラブル、男女間のトラブル等。大きな特徴としては、次のとおりです。
- 過去に遡って請求することはできない
- 弁護士・司法書士・行政書士は加入できない
- 加入してから約3ヶ月の不担保期間がある(親族間のトラブルについては1年間の不担保期間)
また、よくある質問に「現在、加入しているクルマの任意保険に付いている弁護士特約とどう違うの?」というものがあります。
通常、クルマの保険に付いている「弁護士(費用)特約」というのは、例えば、どのようなときに使うのかというと、信号停車中に後方から追突され、相手側に100%の過失がある場合、こちらの過失は0(ゼロ)ということになり、自身の保険を使えません。被害者は自身で相手側(保険会社)と示談交渉等を行わなければならないところ、弁護士特約がついていれば、このような場合でも弁護士に依頼し、その費用が弁護士特約によってまかなわれるわけです。
弁護士保険は、交通事故において、加害者になってしまった場合でも、被害者になってしまった場合でも、適用されるとうのが、通常のクルマの任意保険に付いている弁護士特約とのもっとも大きな違いだといえます。
※ただし、だからといって、安易にクルマの保険に付いている弁護士特約を外さないようにご注意下さい。カバーできる箇所が異なります。まずは、ご自身の弁護士特約でカバーしている範囲はどこからどこまでなのかをご理解いただくことが宜しいかと思います。
非常に心強い保険ですね、弁護士保険。日々、暮らしている中で法律トラブルに遭ったとき、この弁護士保険に入っていれば安心ですし、「弁護士保険に入っている」という事実が法的なトラブル(紛争)を未然に防ぐことにもなるでしょう。当協会おすすめする弁護士保険はこちら。法的トラブルの解決費用を補償する 『弁護士費用保険Mikata』