主治医とのコミュニケーション〜勘違いされないための心構え
こんにちは、本日は久しぶりに良い天気(@東京)ですね。気持ちが夏休みを脱しきれていないからなのかは定かではありませんが、疲れやすく、常に体にダルさを感じます。こんな日は眠くなったり、注意力散漫になりやすいので、ドライバーの皆さんもお車の運転にはくれぐれもご注意下さい。
さて、本日はタイトルにある通り、主治医とのコミュニケーションについてお話したいと思います。
交通事故の賠償問題において、知識があったり、あるいは交通事故に強い弁護士に依頼したとしても、あなたにしかできないことがあります。それは、主治医とのコミュニケーションです。お医者様も「人」ですから、あなたがどのような姿勢で治療や検査に臨まれているかを見ているし、感じているはずです。ここでしっかりと主治医とコミュニケーションがとれていないと、いざ「◯◯の検査をお願いしたいのですが…」と申し出ても、「◯◯検査?あなたには必要ない」などと言われ、他覚所見を発見する機会をロスすることにもなりかねません。
タイトルの「勘違いされないための心構え」とは、どのような意味なのか?それは、いわゆる「仮病」だと勘違いさせてはいけない、ということです。例えば、あなたが事故当初、首が痛いと訴えます。数カ月後に腰が痛いことに気付き、主治医にこう申し出たとします。「先生、そういえばなんだか腰も痛くなってきました」そうすると、主治医はこう考えるかもしれません。
「事故からだいぶ時間が経っているのに、今になって腰が痛い?…事故が原因ではなく、精神的なものかもしれない…」
こんなふうに勘違いされると、悪いことはあっても、良いことは1つもありません。してほしい治療や検査に対しては消極的になりますし、最終的に後遺障害診断書を書いていただく際も、それなりの内容になってしまう傾向があります。
後遺障害の認定は、治療内容や各検査も大切ですが、後遺障害診断書の内容(書き方)は、認定に大きく影響します。
また、実際に書いていただいてから、「先生、○○の部分をもう少し△△のように書いていただけませんか?」と、お願いすると気分を悪くされるお医者様もたくさんおられます。(患者本人であろうと専門家からの申し出であったとしても、嫌がられる傾向があります)
ですから、一回でしっかりした内容の後遺障害診断書を書いていただけるように、そして、小さなことで主治医に勘違いされることがないように、ご自身の症状を正しく、詳しく、できる限り正確に主治医に対して伝えるという努力は、とても大事なのです。
逆にそこさえしっかりやっておけば、保険会社が提示してくる金額にがく然とすることは少ないでしょう。
私たちは、日々、たくさんの交通事故被害者の方たちからご相談をお受けしておりますが、つくづく思うのは、「適切な治療・検査をしていただけるよう、患者(被害者)自身が、主治医とのコミュニケーションをしっかりと図りつつ、交通事故に強い弁護士に依頼(あるいは相談)することが円満解決への最短距離」ということです。
お1人で悩まずに、まずはお気軽に無料相談をどうぞ。