事故後は相手への対応に気を付けて。
こんにちは。
突然ですが『十人十色』って、いい言葉ですよね。私の人に対する気持ちを、おおらかにしてくれる言葉です。
本当に人間は色々な方がいます。一言では言い表せませんが、優しい人、怖い人、暗い人、明るい人。
ですが、動揺してしまう状況や、お金が絡んでくることに対しては、余計にその人間性があらわになりやすいのかなと思います。
…そう、交通事故を起こした時など。
このお話しする内容は一つの事例ですが、自分にも起こり得ることかもしれないと思い、後半お話しする気を付けるべき点を、頭の片隅に置いておきましょう。
ある日、運転していると交通事故をお起こしてしまい、相手に捻挫、打撲程度の全治3か月の怪我を負わせてしまいました。こちらの乗り物には損傷がほぼないくらいの事故でした。
こちらが悪かったというのもあり、早急に救急車を呼び警察に状況を説明し、その後すぐに病院へ謝罪へ行きました。そこで、その相手の婚約者と名乗る方がいて、その方に「自分が悪いと思うならこの紙に私が悪かった、と書いて」と言われ、私は家に戻って書いてまた持っていきますと言ったが、「あとでごたごたになるのイヤだからここで書いて」と言われたので一筆(念書を)書き、その婚約者の方から最後に「費用も全部支払するって書いて」と言われたので、その旨も書き加え相手に渡しその日は帰りました。
その後、契約していた保険屋と連絡を取り、全額を保険で支払することに決め、その数日後に改めて謝罪しに相手方のお宅へ挨拶に行ったら、あの婚約者の方がいて「休日も近かったからその用事がすべてなくなっちゃった。その分のお金もいただけるんですよね?」と言われ、その後も「その紙にも全部払うと書いてありますよね。保険で支払えないならあなたに直接連絡してもいいし裁判やってもこっちが勝つんですから…そんな面倒いやですよね?」と…
こうなると困りますよね。きっとどうすればいいのか、わからなくなってしまうと思います
まず、この中でいけないのは、念書を(一筆)書いてしまったこと。
そういうものは書かず、まず弁護士や保険会社に相談しましょう。
もし最悪、書かないといけなくなった状況でも「すべて」や「100%私が悪い」などの言葉は絶対に書かないようにしましょう。確実に不利になってしまいます。
ですが、こういった書いてしまった場合でもできることがあります。
弁護士や保険会社に、「その念書を書いた時は気が動転していた」と言い、『白紙撤回』というその念書(一筆)を無効にするという方法もあります。
次にいけないことは、弁護士や保険会社に、その都度相談しなかったこと。
こちら側の悪かった、という誠意さえ見せれば、あとの決め事は「私では決めかねますので、今後は弁護士(保険会社)を窓口にしてください」と丸投げしてしまっていいのです。話をしないでも構いません。後々、痛い目に遭ってしまうかもしれませんよ…
冒頭で書いたように、色々な方がいます。
人の誠意やその気持ちに付け込んでくる人も、中にはいます。
事故に遭った方も、事故を起こしてしまった方も『人間』なのです。相手にも感情があり、思考があることを忘れないようにしてください。
そして、このような事故後のことが起こった時は、自分で決めたり書いたりせずに弁護士や保険会社にまず相談することを強くお勧めします。
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