自動車保険加入時に弁護士(費用)特約を付ければ安心!
おはようございます。いやぁ、夏真っ盛りということで、皆さまいかがお過ごしでしょうか?熱中症や暑さからくる注意力散漫が原因の事故も増えてきております。十分ご注意いただき楽しい夏休みの思い出をつくっていただければと思います。
さて、本日は弁護士特約についてご説明したいと思います。交通事故にあった際には、その後の示談交渉において「難しい話し合いは全てを保険会社に任せよう」と考える人が多いようですが、ケースによっては自分の保険を使えず自身で交渉をしなければいけないことがあるのをご存知でしょうか。
「えぇ〜何故、自分で毎月保険料支払っているのに…自分の保険が使えないってどういうこと?」と思いますよね。
一般的に交通事故が発生した場合には、警察により捜査が行われ、事故がどのように発生したか状況確認をし、記録を行います。その後、事故の当事者双方が加入している保険の担当者同士で話し合いが行われ、警察の記録をもとに双方の事故に対する責任がどれくらいあるのかを指し示す過失割合が決定します。
この過失割合は過去の事故例や裁判例などの中から、今回の事故と同様の案件を元に算出することになり、2対8や0対10などと具体的な割合で決定します。その後の保険金の支払いはこの過失割合と、それぞれの損害額を双方に負担させる過失相殺により実際に支払額が決まることになります。
この過失相殺では相手方の過失が100%と判断されることもあり、例えば「信号で停車中に後方から追突された」などの事例が挙げられます。特例を除いて考えれば、通常、信号待ちしているところに後方から前方不注意のクルマが追突してきた場合、信号待ちしていたクルマに過失はありません。
この場合、追突された被害者は自分の加入している保険を使い示談交渉することができません。保険は事故を起こした際に相手方に対する賠償に備えるためのものであり、自身から相手に賠償が発生しない10対0の事故のケースでは自身の加入している保険会社は示談交渉を行うことはありません。
こうしたケースでは相手方の保険会社より納得がいかない金額が示されても、ご自身でどのように交渉すべきか非常に難しいところがあるため、弁護士に依頼したり、ご自身で頑張って交渉してみたり、海千山千の保険会社担当者相手にホトホト疲れ果ててしまったり…
弁護士に依頼した場合、弁護士費用は基本的に自分で賄うことになるですが、ご加入の自動車保険に弁護士特約が付帯していれば、その弁護士費用を保険会社が負担してくれます。
この特約は保険に加入する際に付随させたりはじめから組み込まれている場合もあり、リスクを考えれば絶対的に付けておくべきでしょう。一般的に弁護士への依頼により訴訟まで発展した場合には数十万〜数百万円という非常に大きな金額が掛かることもあるのですが、弁護士特約があればそうした費用を負担する必要もなく、さらには保険により車の運転時だけでなく歩行中の事故なども対象となるケースもございますので、カーライフはもちろんのこと日常生活もより安心することができます。