最近、メルセデス・ベンツから「サービスキャンペーンのご案内」なる封書が届いたという方がいらっしゃると思います。そこには、次のようなことが書かれていました。

国土交通省に通知した対策内容
「SBC(センソトロニック・ブレーキ・コントロール)システムの性能を十分に発揮させるためには、フルードの定期交換が重要であることをご説明します。また、ご入庫いただいた際はブレーキフルード交換の履歴を確認して、適切な時期にブレーキフルードの交換整備を行っていただくよう依頼します。」

ブレーキフルードの交換サイクル変更については、弊社指定サービス工場経由で過去にご説明させていただいた経緯がございますが、この度、この変更の周知徹底が十分でないことに起因していると思われる警告灯点灯等の不具合が発生しているとの判断から、本サービスキャンペーンを実施することを国土交通省に通知いたしました。(以下、略)

「SBC?」「ブレーキフルード?」これって、リコールか何かなの?と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、今回の通知は、リコールでも何でもありません。簡単に言うと、「ブレーキフルード」とは「ブレーキオイル」のことであり、「メルセデス・ベンツでは、2年に1回程度の頻度でブレーキオイルの交換を推奨しておりますよ。そろそろ交換時期ではありませんか?」というものでしょう。

気になるブレーキオイル交換費用ですが、初年度登録から3年以内の車両は「メルセデス・ケア」によって無料交換、4年目の車両は「条件付き無料」、5年目以降の車両は有料となるようです。「条件付き無料」とは、メルセデス・ベンツ指定サービス工場にてMB1年点検(有料)を受けると、無料で交換してくれるそうです。今回の件について、メルセデス・ベンツに連絡(0120-086-880)し、「5年目以降の車両で、ブレーキオイルの交換はいくらか?」と確認したところ、「サービス工場によって多少異なりますが、おおよそ5〜6万円程度」とのことでした。

これを高いと感じるか、安いと感じるかは、人それぞれでしょう。しかし、ブレーキフルード(ブレーキオイル)は命と安全を守るブレーキと密接に関係していますから、個人的には特にしっかりメンテナンスしておきたい箇所だと思っています。話は少し変わりますが、船舶の免許を取得したとき、操船を教えてくださった先生が元某自動車メーカーでエンジン設計をしていた人なのですが、その方が「エンジンオイルやブレーキオイルは必ずディーラーで交換すべきで、特にエンジンのことを考えれば、ガソリンスタンド等では交換しない方がいい。」とおっしゃっていたことを私は今でも愚直に守っております。

蛇足ですが、私はクルマの免許と船舶の免許を所持していますが、メルセデス・ベンツを所有しているわけでもなければ、もちろん船舶なんてあるはずもありません。去年、長野県に旅行した際、ボートには乗りました。ただし、これは手で漕ぐやつですからもちろん船舶免許は不要です。

ご自身が所有しているメルセデス・ベンツがリコール対象になっているかお調べしたいときは、お手持ちの車検証(スマホ等に保存しておくと便利です)をご用意のうえ、以下のURLにアクセスして、車体番号を入力すると分かります。

メルセデス・ベンツリコール検索