今日も寒いですね。一昨日積もった雪がまだまだ道路の端に残っており、自動車や自転車、歩行者の人たちには十分注意していただきたいと思います。さて、本日は、前回の記事の続きです。ここでは、「過失割合の判定基準」についてご説明したいと思います。

過失割合の判定は、ものさし等で簡単に計れるものではありません。しかしながら、それぞれの事故ごとに判定の基準がバラバラでは困ってしまいますね。ですから、比較的多い事故のケースにおいては、過去の判例等を参考に一定の基準がつくられているというのが実情です。

その基準は、まず、事故の当事者によって、四輪車同士、歩行者×四輪車、という具合に大きくいくつかに分かれます。さらに事故の発生場所によって過失の基本割合が決定されます。その上で、事故が起きたのは昼間なのか、夜なのか?被害者の年齢は?それぞれがどの程度の過失であるか?といった点を考慮し、基本割合に数%の修正等を加え、最終的な過失割合が算定されるのです。

過失割合の修正要素例

歩行者×四輪車

歩行者に過失が加算される要素歩行者の過失が減算される要素
夜間/幹線道路/直前直後横断/ふらふら歩き/横断禁止の規制あり など住宅・商店街/児童・高齢者/幼児・身体障害者/集団横断/歩車道の区別なし など

四輪車×四輪車
過失が加減算される要素
見通しのきく交差点/合図なし/制御灯故障/初心者マーク/大型車/一方の明らかな先入/徐行なし/15km以上の速度違反/30km以上の速度違反/右折禁止違反 など

過失割合の修正計算例

ここで1つ例を挙げます。
(例)
歩行者は、横断歩道の付近を歩いて横切り、通行してきた自動車(加害者)と衝突。状況は、「夜間」で、「幹線道路」、周囲は「商店街」、歩行者は「高齢者」だったとします。

事故当事者:歩行者×四輪車 場所:横断歩道付近 基本割合:歩行者25%


歩行者に過失が加算される要素 夜間:+5 幹線道路:+10
歩行者に過失が減算される要素 商店街:−10 高齢者:−10


修正後の過失割合:歩行者20%

上記例だと、このようになりますが、過失割合については専門的な知識が必要になることも少なくありませんので、一度、専門家に相談してみることもひとつの手ではないでしょうか。

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